国産の安全基準「SGマーク」

SG規格

SGマークは、(安全な製品)の略号で、財団法人製品安全協会が、構造・材質・使い方などから、生命又は身体に対して危害を与えるおそれのある製品について、安全な製品として必要なことなどを決めた認定基準を定め、この基準に適合していると認められた製品にのみ表示されるマークです。
なお、SGマークの貼付された製品は、万が一の製品の欠陥に備えて人身事故に対する対人賠償責任保険が付いています。
公式サイト:ベビーカーのSG基準
このSGマークの付いているベビーカーは、安全性品質や誤使用防止の規格をクリアしているってことになるのでベビーカーを選ぶ時の大事な目安になりますね。
また、いわゆるA型、B型っていうベビーカーの分類は、実はこのSGマークの製品安全協会が決めています。
A型ベビーカー:新生児(*1)期を過ぎて(1か月)から、又は首がすわった乳児(*2)期(4か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー。
適用月齢の指定例:「1か月から48か月まで」「4か月から36か月まで」
B型ベビーカー:おすわりができる時期(*3)(7か月)から使用でき、最長で48か月までの間で使用期間を定めたベビーカー。
適用月齢の指定例:「7か月から48か月まで」「12か月から36か月まで」

*1;新生児とは、生後28日(4週間)までの乳児をいう。
*2;乳児の首が据わり始めるのは生後約3か月からであるが、安定して十分に首が据わったといえる月齢は4か月を過ぎてからである。
*3;乳児が一人でおすわりができ始めるのは生後約6か月からであるが、安定しておすわりができる月齢は7か月を過ぎてからである。

海外の安全基準

日本のSG規格と同様に厳しい基準のため、日本に入ってきているブランドなら、安全性については各国の厳しい基準をクリアしているので問題ないです。
国産ベビーカーの場合は、以前ですと(私が使っていた頃…)2歳までの使用期間で定義されていましたが、国産ベビーカーも3歳ごろまで使えるものが多くなりました。
しかし、海外ベビーカーにおいては4歳まで使えるものもあったりしますから使いこなせば大変お得なベビーカーもまだまだあります。

EU加盟国の安全基準「CEマーキング」
CE規格

CEとは「欧州安全基準」のことであり、EU(欧州連合)に加盟する国において販売する場合、安全規制に適合している証のことです。
欧州で販売する製品には義務付けられているため、最低限必要なマークになります。
またベビーカーの場合には、EN1888という規格に適合していなければなりません。
日本のSGマークと同様に厳しい基準です。

欧州の安全基準「EN規格」

ベビーカーでよく聞く規格がこのEN規格です。
欧州地域としての統一規格ですが、国際規格であるISO/IEC規格に整合しています。
EU加盟国で販売されるすべてのベビーカーが、EN1888-2という規格に適合しなければいけなくて取得が義務付けられていますから、この安全基準をクリアしていると安心ですね。
日本のブランドで唯一この規格を取得しているのはエアバギーだけ。

アメリカの安全基準「ASTM規格」
ASTM規格

アメリカ材料試験協会があらゆる材料や製品、サービスに至るまでの規格を定義するものです。
ベビーカーにもブレーキ、シートベルトなどにおける基準が定められいて、日本のSGマークと同じように厳しい基準です。

イギリスの安全基準「BS規格」
BS規格

イギリスの英国規格協会によって制定・発行されている国家規格のことです。
BS規格でベビーカーに適用されるのはBS7409。ブレーキ、ハンドル、ホイールなどの安定性、寸法、耐久性や衝撃試験などにおいて厳しい要件が定められています。
欧州標準、国際標準の元ともいえる基準であり、日本のSGマークと同じように厳しい基準です。