ベビーカーを見ていると、よく見るんですがよくわからない言葉ってありますよね?
そんな気になる言葉を解説します。

並行輸入品と正規輸入品

並行輸入品

ベビーカーを製造しているメーカーから、正規のルートではなく、それ以外の方法で輸入されたベビーカーです。
つまり、正規に対して、別のもう一つのやり方という意味で並行と呼ばれています。
並行輸入品であるベビーカーは、そのベビーカーと関係のない会社などが、一般に流通しているベビーカーを買い付けたもののため、通常は返品ができないとか、正規品ならあるアフター保証がなかったりします。
もちろん、円高の時には安く海外で買い付けできたり、正規輸入品にはあるような値崩れをおさえる方法がないため、輸入して安く売ることが多いことから並行輸入品=安いってなっているわけです。
並行輸入品と書いておけば、偽物ではないけれど本物より安く買えますよ。でも保証とか無いから、何があっても文句は言ってこないでね。なんて心理を悪用して実は偽物だったというのが巷でよくある残念なケース。
しかし、日本に向けて正しく本物を並行輸入してちゃんと売っているショップなら、その点は理解していますので、独自の保証を付けていたりするから本物、偽物の判断の一つの目安にはなりますよね。
そうは言っても、まずはその商品に偽物が出回っているケースはないかとか、安く並行輸入品を購入しようとするショップの情報を調べてみるのもとても大事なことと思います。

正規輸入品

海外メーカーの日本法人や日本支社が日本にあって、その会社がベビーカーを日本に輸入する場合や、海外メーカーの契約関係にある、いわゆる正規代理店が日本に輸入する場合のことです。

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並行輸入とは 日本流通自主管理協会

並行輸入品は悪いことなの?

実は、むかしは並行輸入品は違法とみなされていました。
しかし、1970年(昭和45年)の判決(大阪地裁昭和45年2月27日判決(PARKER判決)において、一定の要件の下、「真正品の並行輸入は国内商標権者の権利侵害を構成しない」とされ、初めて「並行輸入は実質的違法性が無い」という判断がなされました。
つまり、きちんと海外で仕入れた本物を日本に輸入して売ったとしても、日本の正規輸入品に対して、何ら問題ない行為ですよとなったってことです。
だから、並行輸入品というだけで悪いってイメージがあるのは間違いってことですね。

並行輸入品が悪いイメージになってしまったのは?

ブランド品などの偽物が日本で売られていて、ニュースになったのを見たことがありますよね。
ブランド品などの偽物を日本で売る場合、残念ながら並行輸入品として仕入れている場合がほとんど。
また、世の中に流通するルートも正規輸入品と違って、よくわからない場合が出てきてしまいます。
だから、並行輸入品=偽物?って思っている人もいるかもしれません。
しかし、決してそんなことはなくて、一部の人がおこなった行為が、並行輸入品のイメージを悪くしていることを理解していただけましたか?
並行輸入品も正しく利用すれば、良いものをより安く買えたりするのですから、
イメージだけで並行輸入品を避けて通るだけだと、実はとってもお得に購入できる方法を見逃しているかもしれません。
特に円安(2023年2月時点。一時は1ドル150円でしたが、現在は1ドル130円あたりをうろうろ。それでも1ドル100円程度だったころからするとかなりの円高と言えますよね。)となってしまった今、少しでもお値打ちに買いたいですから、正しい知識でお財布に優しい子育てライフを楽しんでいきましょう♪